樹脂窓保管方法のポイント
性能の高い樹脂サッシ使用されている樹脂はとってもデリケートな素材です
【樹脂の特徴】
・温度変化で伸縮・反り等が発生しやすい
・樹脂の軟化温度は約70℃
・低温では衝撃強度が低下し破損しやすくなる
上記の特徴を理解し、
正しい保管方法を知っておくことがとても重要です
下の写真は直射日光下で長時間外に保管した樹脂窓枠です
枠全体が高温になっているのが分かります
一番温度が高いところはなんと92.3℃!
軟化温度の70℃を超えてしまっているので変形・反りが発生する可能性が高い状態です
【保管のポイント】
✅直射日光を当てない
直射日光が当たる場所でビニール梱包のまま保管すると、
密閉された梱包内が高温になり、変形・反りが発生します
-対策方法-
◎ビニール梱包の上下をカットし、空気の流れ道を確保する
◎光を透過しないブルーシートなどを被せて保管する
✅荷重をかけない
特に高温下では局部的に荷重がかかると変形しやすい原因になります
-対策方法-
◎枠と枠の間に緩衝材を挟む
◎表面は特にほかの物と接触させない
施工前後の扱いに注意は必要ですが、
そのデメリットを補って余りある断熱性能が樹脂窓の特徴です
新築、性能向上リフォームにはぜひ樹脂窓を!